2014年6月 3日 (火)

男の騎士道精神について

職場でたくさん敵を作ってしまって悩んでいる若い女の子がいるとしますね。身近にそういう女の子を見て男は「何とかしてあげたい」「俺がついている」とか思ってしまいがち。騎士道精神というやつです。否、騎士道精神という名の「下心」です。女は「か弱きもの」「守ってやらなければいけないもの」と思い込んでいるのと、よくドラマで佐藤浩一みたいなカッコ良い上司が「がんばれよ」みたいにして缶コーヒー出したりするようなやつ、あれやってみたいんです。あわよくばその騎士道精神を発揮した結果に女の子とイイ仲になったり尊敬されたりするファンタジーをぽわぽわすんのです。これは救いの手を差し伸べる男が高みに立っていて何一つキズつかないということが大前提なわけで、女の子とネンゴロになれるかもという勝手なファンタジーの行き着く先は大抵ストーキングだったりします。理化学研究所の小保方さんの報道に「オボちゃんがんばれ」を唱和した男性のほとんど(かくいうワタクしも)は判官贔屓というよりはこの下心騎士道精神を発動したんだと思います。しかしそれは男の1人踊りで終わることがほとんどです。結局女の子が抱えている問題は本人が何とかする以外になく、男が缶コーヒー出そうが何しようが関係ないのです。ネンゴロも尊敬も「か弱きもの」も大方ファンタジーであるということに気づくことなく、そういう場面をいくつか見て「わー、あいつやってんなー」と見れるほどに私も少しは意地悪になりました。

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2013年10月 3日 (木)

村上春樹な昼食《再録》

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2005年の終わりは冷ややかな木枯らしと共に肩を寄せ合う老夫婦のようにひっそりと過ぎようとしていた。

その年の秋がゆるやかなローブを引くように冬に取って変わられても、僕の心は僅かばかりの秋の名残りの音楽に留まっていた。オーネット・コールマンの「ブロードウェイ・ブルース」、サム・クックの「ア・チェンジ・イズ・ゴナカム」…そういったものを聞きながら相変わらず僕は近くのドトールコーヒーに通っていた。
その週の火曜日の昼、時計が十二時を指すと僕は何の変哲もないオリーヴグリーンのコートとアディダスの黒いスタンスミスを履いて馴染みの店に行った。 カウンターの彼女はいつものようにミラノサンドCとコーヒーを出してくれた。コーヒーの味もサンドのレタスも申し分なかった。
「ねえ、すこし聞いていいかしら?」
「どうぞ」と僕は言ってレタスをぱりぱり食べた。
「宇宙はどこまで続いてるの?」
「知らない」と僕。
それが2005年冬の僕のライフスタイルだった。
ズビグニェフ・チブルスキが予言し、僕が 固めた。

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2009年11月20日 (金)

11月劇場

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9253から誕生日祝に貰ったデーブイデー園子温の「愛のむきだし」をあらためて観直しながら、なんか自分の生まれ持った性分ということをつい考えさせられてしまいました。先月観た「クレイジーラブ」というアメリカのドキュメンタリー映画も同じ問題を扱っていて、50年代のアメリカで実際に起こった有名なストーカー事件なんですけど、とある美貌の女性からアカラサマに気持ち悪がられているのに、しつこく付きまとって最終的に彼女を自分一人のものとして独占したいが為に、他の男と結婚が決まりかけていた彼女の顔に硫酸をかけてしまう男(ちなみに妻帯者)の話。で、最終的に醜くなって嫁の貰い手がなくなった彼女と刑務所から出て来た変態ストーカー男の愛憎が驚愕のラストを提示するわけですが…。
もし仮に好きな女性から「気持ち悪いし、コワいし、一緒にいるだけでとにかく不快極まりないから絶対付き合えない」と云われたら、自分だったら“はい失礼しました”ってアッサリ引き下がると思うんです。そこまで明確な拒絶を受けたことは無いけれど告白した相手から「ゴメン他に好きな人がいるから」と云われて素直に“まわれ右”してたのは事実です。それ以上接近して傷つきたくないというのと「去る者は追わず」という老人みたいに変な潔さを勝手に良しと自分に言い聞かせてたつまりは只のヘタレなわけですけど。
しかしその態度ってホントにその人のことを愛しているのかってことですよ。どんなに嫌われようが傷だらけになろうが好きという自分の気持ちを誤摩化せないというある意味純粋な心が多いから、こんだけ日本でもストーカー事件が起こっているんでしょうが、そういう極限まで上り詰めた末の、相手の気持ちオール無視の行動とまでは行かないまでも、中途半端なプライドなんかかなぐり捨てて食らいついていく「愛のスタミナ」不足とか、そういう甲斐性のなさが自分の感情の発露や人生全般に渡って深く影響してるんじゃないかと(誰か僕を叱って!)思ったりして、ということを口にするトコまで行かないと自分が墓穴を掘り下げていることに気づかないミジンコみたいな私です。当然9253からは「じゃあなにか、あたいは妥協なのか」という結論が導き出されますわな、まー、自分が妻じゃなくても必ず怒ります、もっともなことですよ、でもいやそういうことじゃないんです。けしてそういうことじゃなくてそれとこれとは別のこと。いいですか俺は人生について語ってんだ。
なんだか不安定に揺れる11月です。うそです、そんな悩んでません。もうすぐ年末ですね。さようなら!

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2008年8月19日 (火)

ですから

「この泥棒ネコっ!」
って云うある修羅場での常套句ありますね。これ誰か実際に使用した女(ひと)いるんですか、しつもーん!!誰が最初に発したのか知りませんがみんな女の人は「うまい例えだ」と思っているから今日まで残っているわけでしょう。で、泥棒ネコっていうのは魚とか、とにかく何かをくわえて逃げる猫で、そのくわえているものってやっぱり男なんでよね、30センチくらいのちいさい男が猫にくわえられているわけですよね、それとも「くわえる」に特化するとどうしても想起されるのが例のシンボルなんですが、それをくわえて逃げるっていうのは、どんな芸当なんですかね。

ね、

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2007年8月 6日 (月)

走ってくる嫁

「愛」を受け止めるにしたってそれは双方のテンションが正比例していればの話ですからね。最近よく話題になるあの、金麦というビールの宣伝の嫁なんですけどすごい全身で「愛」を表現してますね。きっとああいう嫁は食卓で夫に「ねーねー、あたし薔薇って漢字で書けるんだよ、すごいでしょ」みたいなこと平気で云うんですよ。いや、健気でいいのかも知れない。けど受け止められない!その全力な「愛」を。それに夕日の土手の向こうからあんな大声だされてアスリートみたいな全力疾走、こちらに走ってこられた日にゃ、私だったらカバン放り投げて逃げますよ絶対。今日一日いろんなことが一杯あり過ぎてもう夫が「帰るの待ってた」わけでしょう、あの嫁は。

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2007年7月31日 (火)

拝啓9253へ

拝啓9253へ

9253お元気ですか、まだ別れてから3時間ですが。
私は元気です。こっちは晴れてとても暑くて苦しいです、そっちはどうですか。
この前作ってくれた塩おむすび美味しかったです。
夜中に貴女が寝静まったあと、こっそりイッシーから貰ったビデヲを見てしまったことを告白します。貰ったからには見ない訳にはいかないのですが、あのゴスロリは酷いです。ゴシックもロリータも何にもわかっちゃいません。そんなことはいいのですけど。
この前作ってくれた塩おむすび美味しかったです。
あれだけ沢山のレパートリーを創意工夫をこらして作らせておきながら塩おむすび美味しかっただとふざけんなこの野郎この役立たずとお怒りになるのもごもっともです。でも
この前作ってくれた塩おむすび美味しかったです。
tvkのことまかせっきりで本当にごめんなさい。もっと沢山の時間を共有したいとは常々思ってはいるのですが人生はままなりません。大変心苦しいのですがよろしくお願いします。それから
この前作ってくれた塩おむすび美味しかったです。
ですからまた塩おむすび作ってください。Nckkjsjcks

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