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2011年2月13日 (日)

新宿タイガーマスク

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今回の三連休で一番の思い出。
生まれてから5歳まで新宿で育った私にとって家族で休みの日に訪れる新宿の歩行者天国は強烈なトラウマを残したものです。せわしく行き交う人々も、おかしな酔っぱらいのおじさんたちも、上海の魔都を連想させる伊勢丹のゴシック建築も何だか全てが長体がかっていたというか、まるでシネマスコープのオープニングのように風景がタテに歪んで見えていました。70年代中期の新宿はまだアングラの新宿だったのです。その人ごみの中を親に手を引かれて歩いているといつも突然一陣の風のように目の前を横切る黄色い物体。「月光仮面」の主題歌を大音量で流しながら自転車のサドルに腹を乗せて体を水平にしながら走る男、タイガーマスクのお面を着けた男。世間は彼を「新宿タイガーマスク」と呼んでいました。子供の私は彼が現れるとヒーローに対する憧憬、というより明らかに恐怖心が先攻して見を固くしたものです。単に変な人だと思ったのです。そのタイガーが今日、三丁目のバルト9の一階にあるフロアガイドを一心に見つめていました。ピンクと黄色のド派手な衣装を着てもちろん顔には小さすぎる子供用タイガーマスクのお面。30年のトラウマを克服しようと決心した私は9253にデジカメの準備を促して彼の方に歩いていき、おもむろに話しかけました。「すみません」返事なし。「すみません」完全無視。よく見るとタイガーのお面の下から浅黒い皮膚と白髪のもみあげが見えました。「あのすみません、一緒に写真撮ってもらっていいすか…」全然聞こえてません。
新宿タイガーはまっすぐ前を見てフロアガイドを見つめるのみ。

30年のトラウマ克服ならず。余計こじれたようです。

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