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2009年10月26日 (月)

もちつきのエロさ

後継者問題に悩むマンション自治会のお祭りがあり、毎年お餅つきが行なわれています。今年、召集令状のように参加要請の手紙が舞い込み、小雨が降る極寒のなかで餅つきをしてきました。村で云えば若い衆の行事取り仕切りメンバーに選抜されたということでしょう。実は初めてだったのですが、餅つきがあんなに体力がいるものだとは知りませんでした。杵を思いのほか高く振り上げなければならず、腰にも相当負荷がかかる訳で、それをリズムを刻んで「えいさ、ほいさ」と連打し続けている最中にも長老たちから「杵をもっと高く!」「もっと腰を入れて!」「いつも使ってる腰だよ!腰!(ゲラゲラ)」と容赦のない叱咤とクラシックな恥辱に言い様のない甘美なものを感じたものです。「餅つき」には日本の農村地帯から様々な形で伝承されていった「明るいエロ」の要素が多分にあるんだろうなと思います。祭りは男性にとっての恰好のセックスアッピールの場だったことを考えると当然なんでしょうが、そう思うと私が高く振り上げたその杵もなにやら“あれ”のメタファーのような気がしないでもないわけです。
しかし吹きすさぶ風と小雨にシベリア抑留もかくやという重労働が堪え、膝も腕もがくがくぶるぶると震え、すっかり疲労しました。100年前だったらさしずめ「あのひ弱男はだめだ、腰の使いがなってねぇ」と女たちに笑われたことでしょう。都井睦夫くんの卑屈な気持ちが分かる気がします。

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コメント

考え過ぎだぞ!そりゃ。
睦夫くんて注釈ないとわかんないぞ!

ところで2つ前の日記の映画
ワシの会社の先輩とも観たみたいなと
話していたんだよ。
めちゃめちゃ長い映画なんだね。
full

投稿: マンタファー | 2009年10月26日 (月) 20時15分

マンタファーさん
毎度有り難うございます!

※注釈:説明しよう。昭和13年に岡山県津山の山村で30名が殺害された「津山事件」の犯人が都井睦夫。村の女性たちから無下にされたのを恨んだのが犯行動機とされる。学生服にブローニング猟銃と日本刀を括り付け懐中電灯を頭に2本つけた姿は後の「八つ墓村」に影響を与えた。

「愛のむきだし」はすっごい良かった。絶対見るべきです!あと一ヶ月くらいしたら多分9253がDVDを買ってくれるかもしれないので、その時点で未見だったら貸しまっせ!

投稿: 竹のむきだし | 2009年10月26日 (月) 20時40分

睦夫の件
注釈ありがとう。そうだったのかへえ〜。

むきだしの件
余裕あったら蔦やで借りてくる。
DVD買った時までに借りれなかった貸してくだせえ。

投稿: マンタファー2 | 2009年10月27日 (火) 18時27分

モチロンです!

投稿: 竹のむきだし2 | 2009年10月28日 (水) 13時38分

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