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2006年2月10日 (金)

もんもんもこもこのー

■朝
地下鉄銀座駅の改札口を歩いていたら、どっかから競馬の実況中継みたような早口で甲高い声が響いてくるので出所を探しました。それは改札近くの公衆電話で喋りまくる中年男性から発せられたものでした。男性は受話器にかじり付くようにして片耳をおさえ、まるで緊急事体発生の様相を呈しており、最初、わたしは公衆電話から競馬の予想屋に電話しているのかと思ったのですが、よくよく聞くとそうでもないようでした。
「浜口さん?アナタ浜口さん?あなたイイ男、すごくイイ男、浜口さん、レディース・フォー!レディース・フォー!おれ、今何処にいる、おれ、今何処にいる?銀座4丁目の地下。浜口さん!レディース・フォー!」
もしかすると電話はつながっていないかもしれません。浜口さんという人も彼の頭の中の人かも知れません、が、やっぱり今思い返すと浜口さんと云う人を通じてレディース・フォーという馬に勝負をかけようとしているのか、と思えなくもありません…。だいたいレディース・フォーなんてウマ、いるんですか?

■昼
天丼屋でぱりっとした老人と相席になりました。
料理が出て来るまで気まずい空気のなか、老人はトイレに席を立ち、何故かメガネをはずしてテーブルの上に置いていってしまいました。
テーブルに私とメガネがとり残されました。そのとき思ったのです。老人がトイレから帰ってきたとき私がこのメガネを掛けて普通に座っていたらどういう反応を示すのだろうかと、理性のカタマリみたいな老人がどう崩れるのか、見てみたくてならず、そういう強迫観念がいったん生まれてしまうと、そのメガネをどうしても掛けたくて掛けたくてしようがありません。我慢しました。

モノ狂いの春がすぐそこまで迫ってきているんです。春なんです。(by松本隆)
nzkkklz

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